竹に雀連合
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【大豆はかかおに勝てるのかその弐】
戦いが始まってはや六日。
最初のうちこそは蔭に徹していた男たちも、次第にその行動をエスカレートさせていった。
「両替前にて十枚破壊」
「宝石屋の裏で五枚砕かれました」
「若旦那の撃破を確認」
「関所と屯所で計三十四枚と計五人沈黙」
「師範代が斃されました」
「交易商、流れ豆により半壊」
「案内役はとりまきPCの返り討ちにあい、重軽傷者三名」
「屋敷管理人のところの番頭、三枚阻止するも本人には逃げられた模様」
「鍛冶屋の寄合所頭、見逃されました」
「神職の寄合所頭に群がった者、計四名を始末しました」
「とばっちりを喰った民家、おおよそ二割が消失」
猫又アモスのところで、茶店を守る任務に就いているはずの諜報部隊からの報告が次々と入る。
悲惨なものからよくわからないものまで、豆類に関わる情報はすべて入ってくる。
初日の忠告を意外にも律儀に守っていると見えて、無限ともいえるほどにちょこれーとを供給している茶店のほうには襲撃をかけていないらしい。
その代わりに、ちょこれーとを受け取る相手のほうには容赦ない攻勢をかけているようだ。
「手駒が大分減った」
小袖姿の暗殺忍者が、指を繰る。
「手間が省けていいですよ」
双眼流正宗は報告をまとめて、改めて残り人数を確認した。
外が暗くなってきたので、蝋燭に灯りを灯す。
「大体予定通りといったところですかね。後は仕上げをごろうじろってなもんで」
「今夜?」
「ええ。そろそろ暴走も度を超えるでしょうから」
「丁度帰ってきた」
外が騒がしくなったのを聞きつけ、天川レニは狭い部屋に仕切りで設けられた一角へ移動した。
それと同時に部屋の主を筆頭に、『大豆振興隊』の男たちが泥だらけになって入ってきた。
「正宗、こちらも大分やられたようだが首尾のほうはどうなってる!?」
興奮冷めやらぬ態で、無職の若者は開口一番そう尋ねた。
「上々ですよ。皆様の働きのおかげで、異国の豆は根絶寸前です」
正宗の言に、疲労困憊の面々は歓声をあげた。
お互いの肩を叩きあい、なかには泣きだす者まで出る始末。
極限状態の人間を冷めた視線で眺めるのはなかなかに面白い。
「皆、まだ終わってはいないぞ!」
ひとしきり騒いだ後、無職の若者が気を引き締めにかかった。
「明日こそが本番!各々方、明日は残りのちょこれーとと元凶である茶店を潰しに行くぞ!」
男たちの発する大音量が壁や天井を震わせる。
正宗は耳を塞ぎつつ、大家さんや他の住人を甘言や金銭で一時退去させておいて正解だったなと、心底思った。
「まあまあ、皆さん。今夜のところはゆっくり休んで鋭気を養いましょう」
「む、それもそうだな」
「こちらのほうで酒に肴、それとちょこれーとを用意させていただきました」
途端に時が止まる室内。
「レニ殿がわざわざ自作してくださいました。どうぞご賞味ください」
天川レニが、盆を両手に仕切りの蔭から姿を現した。
男たちの目線は、盆の上のちょこれーとに注がれたまま動かない。
一個一個綺麗に包装してあるところが、えらく凝っている。
「お口に合うかどうかわかりませんが、よろしければどうぞ」
群がろうとする男たちに、無職の若者が叱咤を浴びせた。
「ええい、抜け駆けするな!一人一個で、全員で一斉に食べるんだ!」
理性を失い気味な者たちと格闘する無職の若者の雄姿を見て、正宗はなんでこんなにバイタリティがあるのにこいつは無職なのだろうかと、どうでもいい感想を抱いた。
すったもんだの末、その場にいる天川レニを除いた全員にちょこれーとが行き渡った。
「それでは諸君、この場に居合わせることのできなかった不幸な同志達に哀悼の意を捧げつつ、食べようではないか」
無職の若者が包装を取り去ったちょこれーとを高々と掲げる。
正宗を除いた男たちがそれに倣う。
まったくもって恥ずかしい限りだ。
「いただきます!」
「「いただきます!」」
噛み締めるように食べる者、撫で回してから食べる者、泣きながら食べる者と、異様な光景が広がる。
正宗はさっさと食べ終わると、心の中で数を数え始める。
100ではここ六日間の武勇伝や歌声が飛び交い、200で顔を青くして胸や腹を押さえる者が続出する。
毒の耐性には自信があるほうだが、正宗も胃のあたりに痛みを感じる。
一体どれだけ強力な毒を使ったのだろうか。
おおよそ300まで数えたところで、ついに絶命する者がでた。
今やほとんどが、なにかしらの形で苦痛を訴えている。
うめき声と吐血の匂いが広くない部屋に充満する。
さらに300を数えたところで、忍者二名以外で動くものは皆無となった。
「さて、ここでの用事は済みました。証拠となるようなものは片付けて撤収しましょうか」
いつの間に着替えたのか、忍者装束の天川レニは一つうなずくと鉄砲を回収し始める。
「申し訳ありませんが、二日ほどそのままでいてくださいね。二日経てば誰かしら戻ってきて、気づいてくれると思いますので」
これまでにまとめた資料とちょこれーとの残りを懐にしまうと、正宗は一度だけ仏様たちを拝んだ。
陽気で根が素直ないい人たちだった。
ばれんたいんというまやかしにさえ固執しなければ、もっと長生きができただろうにと残念に思う。
外へと続く扉を開けると、冷たく清々とした夜気が気持ち良かった。
「遅かったな、双眼竜」
寄合所に戻ると、髭面の頭領だけが出迎えてくれた。
他の者はともかく、秘書のような役割を果たしている上忍がいないのは珍しい。
「無事、勤めを終えましてございます」
資料を頭領に差し出し、おおまかな経緯を説明する。
「ふん、足がつくような物は残していないだろうな」
「もちろんです」
「ならいい。下がれ」
「つかぬことをお聞きしますが、この依頼は一体どなた様からのものですか?ちょこれーとをもらえぬ者たちの一掃などと・・」
「お前が知る必要はない」
にべもない。
「まあ、さるやんごとないお方とだけ言っておこうか。わかったら下がれ」
居丈高で不機嫌そうなのはいつものことだが、今日は輪をかけて虫の居所が悪いようだ。
大体見当はつく。
常日頃の仕返しに少しからかってみるかと、正宗の胸中にいたずら心がかま首をもたげる。
「頭領」
「なんだ。まだ何か用か」
「実は、そこで上忍に会いまして、これを頭領にお渡しするよう仰せつかりました」
やや丁寧な言葉遣いで、正宗は懐からちょこれーとを取り出した。
その途端、逆八の字だった頭領の眉が正八の字へと変わった。
気持ち悪いほどの笑顔だ。
「そうかそうか。上忍がワシにか・・・うむ、ご苦労だった」
直接渡してくれればいいのにとか、恥ずかしかったのかとか、余所余所しかったのは今流行のアレなのかとか、不気味な独り言をつぶやき続ける頭領を尻目に、正宗は寄合所を後にした。
「腐っても忍びだから、死にはしないだろう」
もし死んだらそれはそれでよしと、念のため次の頭領に推すべき人物をピアップしておく。
しかしその思考は、届いた信書と自分を呼ぶ声によって遮られた。
「正宗殿!」
呼びかけのほうに振り向くと、軍奉行が息せききってこちらに走ってくるのが見えた。
「正宗殿、この度はありがとうございます」
咄嗟の感謝に、正宗はうなずきで返した。
「今年も節分騒動で町が壊れると思って予算を計上していたんですが、今年はそういったイベントがなにも無いというではありませんか」
軍奉行が訥々と語るのを聞き流しながら、正宗は信書を開く。
文章を眼で追いながら、軍奉行が差し出した重みのある小包を受け取った。
あとで数えなければならないが、約定通りの金額が入っているであろうことが重さからわかる。
「ほとほと困っていましたが、これでなんとか予算を消費できそうです。本当にありがとうございました」
「いえいえ、また何かありましたらご相談ください」
「それでは、早速町の修繕に向かいますのでこれで失礼します」
来たときと同じく慌しく駆け去る軍奉行の背中を見送り、正宗は小包と信書を懐に仕舞う。
「さて、アモス殿のほうも無事報酬を受け取れたようだし、今日は打ち上げでもしますかな」
空を見上げると、雲一つない満天の星空。
明日は快晴の元、これまでと違ってかかおが大豆を凌駕することだろう。
果たして大豆の勝ちなのか、はたまたかかおの勝ちなのか。
金を手にした今、最早そんなことに興味は無い。
今はただ、無性に枝豆で日本酒を呷りたい。
散っていった命を惜しんで。
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2月13日
まいどどうも。
ことあるごとに30秒以上フリーズする携帯電話に業を煮やしている正宗です。
こんなのをあと二年以上も使い続けなければいけないかと思うと、もう・・・。
【知力】
なんだかんだでまた水神王。
武士道、武士道、武芸、神典、暗殺、秘術、修験
で10回以上挑戦するも、一体も倒せずに終了。
でもまあ、新しく気がついたことがあります。
サポ2前提の話ですが、3と5に"沈黙"はかけておくとして、"減殺の術"はほどほどに2に"金縛りの術"をかけて行動回数封じておくのが最も安定しましたよ。
水神王での知力は、"沈黙"よりもむしろ"金縛りの術"のためにあるんじゃないかと思いました。
前回に引き続き妄想徒党。
武士道、武士道、仏門、神主、秘術、秘術、秘術
"沈黙"×3、"金縛りの術"×3、"減殺の術"×3、"朧の術"×3に加え、"狗遁の術"×3でアタックも兼ねる!
技能枠は・・・
沈黙、金縛りの術、全体看破・弐、減殺の術、朧の術
忍犬召喚・参、狗遁の術、結界破り、暗殺術応用、小型二刀流
うん、病んでる。
2月11日(日)
まいどどうも。
エレベーターに乗ると、一瞬自分が何階に行きたかったのかわからなくなる正宗です。
【2月11日評定】
議題に入る前に、本願寺からご使者の方が見えられたので、時間をいただきました。
援軍感謝の件でした。
友好 斎藤家:本願寺:北条家=4:4:2
侵攻 浅井家:三好家=5:5
本願寺が復興し、伊賀忍との同盟が外れたことを受けて友好に変化がありました。
2)の足利家は、山城を通過しやすいようにとのことでした。
1)前回までの方針継続
2)斎藤家:本願寺:足利家=4:3:3
3)斎藤家:本願寺:北条家=4:4:2
投票の結果、一票差で3)が方針とあいなりました。
侵攻に関しては発言がなかったので、方針継続。
また、友好・侵攻のところで浅井家に提案していた敵対同盟の条件に関しての返信がありました。
前回の評定で決定した、上杉側の草案に一文が追加された形。
以下を参照。
1)両家が合意した場合、敵対を一時解除する。但し再敵対を希望の場合は直ちに敵対に戻す。
2)合戦は可能な限り起こさず、発生した場合、全陣引き分け同戦果~浅井家がやや優勢程度を目標。前哨戦は制限を設けない。
3)一方的に条約破棄を行われた場合、通告した週を含め4週間または国力回復(両国の国力100)の猶予期間を設ける。(国力回復とは属国を含め、1週国力10増の計算とする)
投票の結果、賛成多数だったので受諾とさせていただき、浅井家にもその旨をお伝えしました。
国力:越後
進軍目標:静観
援軍派遣:斎藤家
発言なしのため方針継続。
【水神王】
ここ十日ほどは、ログインしたら生産か評定か水神王ばかりでした。
10日で終わると思った修羅場が最低19日まで続きそうなので、この日は頑張って籠もっていました。
しかし、密教さんにお手伝いしてもらったりもしたのですが、結局勝つことは叶わず。
経験ばかりが増えたわけですね。
敗北の経験が。
まだ40戦ほどしかしてないんですが、個人的な理想徒党は↓
武士道、武士道、仏門、神主、秘術、秘術、アタッカー
1、3~5を黙らせて、"朧の術"と"金縛りの術"×2で物理ダメージも軽減。
痺れてるところに伝説の"影縛り"を2にいれるのもありでしょうか。
余裕があれば"風遁の術・極"や"土遁の術・極"で相手に呪詛付け。
頭数が減ってきたら、"狗遁の術"でヒャッホイ。
枠足りるわけありません。
ついでにそんなに色々とやる暇もありません。
攻略しやすいというよりかは、秘術×2でやってみたいという願望ですかね。
まあ、見てすぐにネタっぽいということはわかっていただけるとは思いますが。
"金縛りの術"いけるという前提なら、鬼回避にてこずる武芸さんでもアタッカーはバッチリなはず。
傾奇さんは私にとっては相変わらず未知数なので、考慮対象外。
知力448あれば、結構"沈黙"も"金縛りの術"も入ってました。
体感で七~八割くらいでしょうか。
あと、遁で呪詛つけるとやつらは速攻で韻を使ってくる傾向があったので、戦法としてはありかもしれません。
サポ1だととてもそんなことしてる余裕はないと思いますが。